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ハインツ・ホリガー オーボエ・トリオ(東京公演)の情報を追加いたしました。

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16/07/15

シェレンベルガーとカメラータ・ザルツブルクの仲間たち(静岡公演)の情報を追加いたしました。

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16/06/21

「第11回 国際オーボエコンクール・軽井沢」第1位[大賀賞]を受賞した 荒木 奏美 オーボエ・リサイタル(浜松公演)の情

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16/01/25

「第11回 国際オーボエコンクール・軽井沢」第1位[大賀賞]を受賞した 荒木奏美 オーボエ・リサイタルの情報を追加いたし

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15/10/10

「第11回 国際オーボエコンクール・軽井沢 」結果を掲載しました。

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03/02/16

Information about “Kanami Araki Oboe Recital -Commemor

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10/10/15

FINAL RESULTS of “THE 11th INTERNATIONAL OBOE COMPETITION OF

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08/10/15

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《スペル・ソング―呪文のうた―》オーボエのための
「第11回 国際オーボエコンクール・軽井沢」のための公益財団法人ソニー音楽財団委嘱作品
(約7分)

 

この作品は、ソニー音楽財団の委嘱により「第11回 国際オーボエコンクール・軽井沢」の課題曲として作曲し、ハンスイェルク・シェレンベルガーに捧げた。

 

オーボエを、近代オーケストラのなかの花形楽器として捉えるのではなく、ダブルリードに木に円筒がついた原始的な楽器としてイメージすることから、この作品を始めた。音楽は本来、超自然的な存在(神、精霊)への呼びかけをする呪術的な行為のうちに生まれたのではないだろうか。私たちが日常では見えない存在への呼びかけの声が「うた」となり、その「うた」が精霊たちへ向かってアーチをつくっていく。この作品では、人間の「声」の延長として、オーボエで(ダブルリードの振動を通して)「呪文のうた」が歌われる。

 

一つ一つの「うた」のフレーズは、東洋の毛筆(カリグラフィー)のような形態をもつ。この一フレーズにはひとつの中心音があり、その中心音の「いのち」の生成が一フレーズであると捉えてほしい。いかに生き生きとしたこの中心音の「いのち」の躍動をしなやかに表現するかが、この作品演奏の重要課題である。私の音楽は、空間、時間への音によるカリグラフィーである。

 

 細川 俊夫

 

 

 

【細川俊夫による委嘱作品講座】のご案内 10月8日(木) 18:00(予定) 軽井沢大賀ホール

 

10月8日(木)の第2次予選終了後に軽井沢大賀ホール舞台にて、細川俊夫氏による、第2次予選課題曲委嘱作品「《スペルソング―呪文のうた―》オーボエのための」の講座を開催いたします。

第2次予選出場者数名による演奏と共に進行する予定です(日英通訳付き)。この講座はすべての方が無料でご覧いただけます。観覧には入場券が必要です。(入場無料・自由席)

入場券について、詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

細川俊夫 Toshio Hosokawa

1955年広島生まれ。1976年から10年間ドイツ留学。ベルリン芸術大学でユン・イサンに、フライブルク音楽大学でクラウス・フーバーに作曲を師事。

1980年、ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習に初めて参加、作品を発表する。以降、ヨーロッパと日本を中心に、作曲活動を展開。日本を代表する作曲家として、欧米の主要なオーケストラ、音楽祭、オペラ劇場等から次々と委嘱を受け、国際的に高い評価を得ている。2004年のエクサンプロヴァンス音楽祭の委嘱による2作目のオペラ《班女》(演出=アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル)、2005年のザルツブルク音楽祭委嘱のオーケストラ作品《循環する海》(世界初演=ウィーン・フィル)、第5回ロシュ・コミッション(2008年)受賞による委嘱作品である2010年世界初演のオーケストラのための《夢を織る》(クリーヴランド管弦楽団によって、ルツェルン音楽祭、カーネギーホール等で初演)、2011年のモネ劇場の委嘱によるオペラ《松風》(演出=サシャ・ヴァルツ)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とバービカン・センター、コンセルトヘボウの共同委嘱による《ホルン協奏曲─開花の時─》といった作品は、大野和士、ヴァレリー・ゲルギエフ、フランツ・ウェルザー=メスト、サイモン・ラトルなど、世界一流の指揮者たちによって初演され、その多くはすでにそれぞれのジャンルにおけるレパートリーとして演奏され続けている。

2013年のザルツブルク音楽祭では、二度目となる同音楽祭委嘱作品、ソプラノとオーケストラのための《嘆き》の初演をはじめ、アンサンブル・ウィーン=ベルリン委嘱作品《古代の声》の初演ほか、多くの作品が演奏された。

2001年にドイツ・ベルリンの芸術アカデミー会員に選ばれる。東京交響楽団1998-2007、ベルリン・ドイツ交響楽団2006/2007シーズン、および西ドイツ放送局合唱団2006-2008シーズンのコンポーザー・イン・レジデンスを歴任。2006/2007年および2008/2009年、ベルリン高等研究所からフェロー(特別研究員)として招待され、ベルリンに滞在。2012年にはドイツ・バイエルン芸術アカデミーの会員に選出された。2012年秋、紫綬褒章を受章。ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団2013/2014シーズンのコンポーザー・イン・レジデンス。

現在、武生国際音楽祭音楽監督、東京音楽大学およびエリザベト音楽大学客員教授。